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世界の終わりの浦島太郎




むかしむかし、ある村に、

心のやさしい浦島深瀬太郎(うらしまふかせたろう)

という男の子がいました。


浦島深瀬太郎は気の知れた仲間たちと

世界の終わり、というロックバンドを結成し、

ライブハウスに4人で暮らし始めました。


POPでCUTEなセカオワMelody。

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左から、ピエロ、沙織さん、浦島深瀬太郎、中島くん






ある日、浦島深瀬太郎さんが

セカオワのメンバーと共に

海辺を通りかかると、

神聖かまってちゃんのボーカルの子(かめのこ)が

ニコ生で配信をしていました。

そばに寄って見てみると、

ネット民がみんなで亀の子(かめのこ)をいじめています。

「キチガイ乙wwww」「才能無い」「ぎゃーぎゃーうるさい」「亀の子はオワコン」


次々と画面を流れてくる罵詈雑言に、

の子もつい熱くなります。

「うるせえ!俺は中居さんの目の前でなるとを食う!!」


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浦島深瀬太郎は近付いてこう語りかけました。


「おやおや、かわいそうに。みんなセカオ輪だよ。仲間だよ」


その言葉を聞き、亀の子は涙をハラハラとこぼします。

浦島深瀬太郎さんは続けてこう言いました。


「戦うべきは『悪』は自分の中にいるんだと

『世界』のせいにしちゃダメだと僕はそう思うんだ

『正義』を生み出した神様聞こえていますか

あんなものを生み出したからみんな争うんだよ」


こうして浦島深瀬太郎さんは亀の子を救い出すと、


「猟奇的な一般の市民は『世界』中で血の雨を降らし

『セカイ』中で一つになってこういうんだ『世界平和』」


と、亀の子をそっと、海の中へ逃がしてやりました。










それから数年たったある日の事、

浦島深瀬太郎さんが海に出かけて魚を釣っていると、


「・・・浦島深瀬太郎さん、・・・浦島深瀬太郎さん」


と、誰かが呼ぶ声がします。


「おや? 誰が呼んでいるのだろう?」


「おれだっぜっ!さとちゃん」


海の上に、ひょっこりと亀の子が頭を出して言いました。


「このあいだは助けていただいて、ありがとなっ」


「ああ、あの時の亀の子さん」


「おうよっ、おかげでロックンロールは鳴り止まないぜっ。

ところで浦島深瀬太郎さんは、竜宮メジャーへ行きたいか?」


竜宮メジャー? さあ? 竜宮メジャーって、どこにあるんだい?」


「じゃあ連れてくぜっ!」


 亀の子は浦島深瀬太郎さんを背中に乗せました。



「空は青く澄み渡り

海を目指して歩く怖いものなんてない

僕らはもう一人じゃない」




浦島深瀬太郎さんがウットリしていると、

やがて立派なご殿へ着きました。


「着いたぜさとちゃんっ!このご殿が竜宮メジャーだぜっ」 





の子に案内されるまま進んでいくと、

この竜宮の美しい乙姫、

きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅさまが、

色とりどりのバックダンサーと一緒に浦島深瀬太郎さんを出迎えてくれました。


「ようこそ、浦島さん。わたしは、この竜宮の乙姫

きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅです。

略してきゃりーぱみゅぱみゅです


「よろしく、きゃりーちゃん


略称をまた略さないでください


「ごめん」


「このあいだは亀の子を助けてくださって、ありがとうございます。

ところで、ここではちょっと変わった名前にするのが決まりなのです」



「そうか・・・じゃあFukaseにします






こうして、深瀬浦島太郎はFukaseに改名しました。 




ちなみに中島くんはNakajinに、

沙織さんはSaoriになりました。


ピエロはひっそりお面を新調しました。




また、中島くんは変な帽子を被りはじめました。

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Fukaseは、竜宮の広間ヘ案内されました。

そこには乙姫のきゃりーがいました。



きゃりー「これからよろしくお願いしますね」


Fukase「眠れない僕たちはいつも夢のなか

太陽が沈む頃僕らはまた一人だね

僕の一つの願いは綺麗な星空に

また消えていくんだ


きゃりー「???」


Fukase「WELCOME TO STARLIGHT PARADE


きゃりー「明日には消えるキラキラなんてもったいない


Fukase「ポーッと火を吹くドラゴンも僕ら二人で戦ったね

勇者の剣も見つけてきたよね


きゃりー「シュっとしてチャリン


Fukase「”煌めき”のような人生の中で

君に出逢えて僕は本当によかった


きゃりー「この狭い心の檻もこわして自由になりたいの


Fukase「僕らはもう一人じゃない


きゃりー「PONPON出してしまえばいいの

全然しないのつまらないでしょ





きゃりーに言われるままに

FukasePONPON出したので、

幻の命が生まれました。


ちなみに中島くんは変な眼鏡を掛けはじめました。

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きゃりー「ねえ、私は海の中にいるから、夏を見たことがないの

あの燃えるような夏を、それを見るのが私の夢なの」


Fukase「君は乙姫だから、やっぱり年齢は200歳とかなのかい?」


きゃりー「・・・。」


Fukase「まあいいや、君に素晴らしいものを見せてあげるよ」



こうして二人は、YOKOHAMAにある遊園地「コスモパニック」へ行きました。



きゃりー「おっしゃLet's 世界制服


Fukase「いやいや、お楽しみはこれからだよ」


Fukaseはこう言うと、「コスモパニック」の非常口の扉を開けました。


きゃりー「すごい・・・なにこれ・・・」


Fukase「炎と森のカーニバルだよ」

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「もう一日、いてください」


Fukaseは乙姫に言われるままに竜宮メジャーで過ごし、

3年の月日が経ってしまいました。


ある時、Fukaseは、はっと思い出しました。

(亀の子は、どうしているだろう?) 


そこでFukaseさんは、乙姫さまに言いました。


今宵は百万年に一度、太陽が沈んで夜が訪れる日。

ですが、もうそろそろ家へ帰らせていただきます」


どうしてにんじゃりばんばん愛してにんじゃりばんばん)」


人はそれぞれ正義があって争い合うのは仕方ないのかもしれ、ないっ!」 


すると乙姫さまは、さびしそうに言いました。


「じゃあ・・・ゆめのはじまりんりんだね。そうだ、玉手箱をあげるよ」


「玉手箱?」


きらきらーキラーラッキーラッキーラッキー未来はほらハッピーハッピーハッピー


「ありがとう、きゃりー」 


二人はしっかりと抱き合いました。

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地上にもどったFukaseは、開けてはいけないと言われていた玉手箱を開けてしまいました。 

モクモクモク・・・。
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!!!!!!!




SEKAI NO OWARI

紅白出場おめでとう!!!



コングラッチュレイション!!!

グラッチュレイション!!!

グラッチュレイション!!!








・・・以下、Dragon Nightの間奏のEDMが延々と流れ続ける









by arsm12sh | 2015-01-06 20:50 | ぐだぐだ
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